ジェフについて

公開:2009-11-14 08:47
更新:2020-02-15 04:36
カテゴリ:日記

J2落ちが決まったことで、まあいろいろマイナス面はあると思うけれど、今回はプラス面として捉えたい。
去年はミラー監督の手腕によりなんとか残留したけれど、そのおかげでジェフの悪いところも放置され、今年のJ2落ちに至ったのだと思う。

僕が考えるジェフというチームはやはりオシム監督が行っていたムービング・フットボールであると思う。
あの、観ていてゾクゾクするプレーはやはりオシム監督の力が大きいと考える。選手もその期待に応え、最大限のパフォーマンスを魅せていた。

あの時と何が違っているのか、というと選手層が違うともいえるのだけれど、あのパフォーマンスを出せる選手が監督就任時に存在したかというとそうではなく、今よりも過酷な状況であったと思うのだ。オシム監督の育成の結果素晴らしい選手層ができたと考えるべきだろう。

オシム監督は明確なビジョンを示し、ビジョンを実現させるためのあるべき戦術、そのあるべき戦術を達成するために今何をすべきかが、明確に選手に語られていたのではないか。今選手が何をすべきかが、はっきりと選手個々にインプットされていたのではないかと考える。

今ジェフに求められるのは明確なビジョンである。江尻監督にはオシム・スタイルを継承せよというわけではないのだけれど、江尻監督なりの攻撃的なサッカー、美しいサッカーを目指してほしい。J2ステージではJ1昇格を目指すのではなく、あるべき姿に向かってリスクを冒すサッカーを展開してほしい。そういうサッカーを展開するのなら、来年J1に上がれなくてもサポーターはついてくると思う。