ポケミク(nsx-39)の調整(調教)

公開:2014-04-22 21:02
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:ポケミク,ハードウェア

ポケミクで素のまま打ち込むとかなりしょぼい。私が作っている曲はオケもしょぼいがボカロパートはもうひどいもんである。世の中にはボカロPという方々がおり、調教(調整)テクニックを使ってかなりリアルなボーカルを歌わせているのであった。調教テクというのは本物のボーカロイドに対してのものであり、さてeVocaloidであるポケミクでは使えるのであろうか。結論から言うと「使えるもの」もあるといった感じである。

本物のボーカロイドのパラメータにはVEL(ベロシティ)・DYN(ダイナミクス)・BRE(ブレシネス)・BRI(ブライトネス)・CLE(クリアネス)・OPE(オープニング)・GEN(ジェンダーファクター)・POR(ポルタメントタイミング)・PIT(ピッチベンド)・PBS(ピッチベンドセンシティビティー)がある。それぞれのパラメータの意味は「ボーカロイド調教の基本!VOCALOID Editorのパラメータ解説」に詳しく書いてある。

さてポケミクはどのパラメータが使えるのだろうか。NSX-1のインプリメントチャートを調べてみると以下の通りであった。

パラメータを比較するとeVocaloidというのはVocaloidのサブセット版であるということがよくわかる。VELというのはベロシティなんだけれども、ノート・オンベロシティではなくて子音の長さだそうである。このパラメータは調教パラメータとしては重要らしく、eVocaloidにないのはかなり痛そうである。ポケミクにはその他パラメータとしてビブラート(Vibrato type・Vibrato Rate・Vibrato Delay)や、音素単位の接続タイプ(Phoneme Unit Connect Type)、オートピッチ・オートダイナミクスというものがある。

パラメータは少ないものの、改良の余地はありそうである。ノーテーションでのテクニックもかなりあるからね。「母音追加」「しゃくりあげ」とかね。「神調教の道」などを参考にしながらボカロパートをいじってみることにする。