私も大学は行かなかった。理由は当時入りたかったゲーム会社が学歴不問であったし、早く就職してゲームを作りたかったからだ。大学なんて資格としてしか考えていなくて、一浪中にゲーム開発者として生きていくには高校までの勉強で十分だと自分の中で結論づけた。
そしてゲーム会社に入ったが、ゲームを作るには大学で学ぶ数学や物理の知識が必要だった。なくても作れないこともないが、作れるものが制約される。
音声処理にしてもそうだ。複素数をバンバン使うし、大学で習うオイラーの公式やフーリエ級数などの知識が必要になる。高校では教えてくれない。
生きていくためには高度な学問的知識を得る必要性はないが、あったほうが自分のやりたいことの実現可能性が高まるし、物事に対する見方も変わってくることを社会人になって痛感した。
でも最近はインターネット上の情報でかなりのことまで学ぶことができるから、必ずしも大学に行く必要は無くなってきているかもしれない。私の若いころと違って。私も今になって少しかじったりしたけど、この歳になると理解力はどうしても落ちるんだよね。若いころにインターネットがあればな..とか思ったりする。