村上さんの小説を読み漁っている。

公開:2015-04-16 21:09
更新:2020-02-15 04:37
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先々週くらいから村上春樹さんの本を読み漁っている。

私はあまり小説を読まないけれど、村上さんの本は読んでいる。「ノルウェイの森」を20歳くらいのころに読んでからは新刊がでるとほぼ全部読んできたし、過去のものも長編であれば「風の歌を聴け」からほぼすべて読んできた。エッセイ集なんかも買ってよく読んでいた。一番のお気に入りは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」である。ただ最近は本が出たのをメディアで知ればお金があるときに買って読む程度となっている。読み漏れている本なんかもやっぱりある。読んだ本はほとんど売るか廃品回収に出してしまったので手元にはほとんど残っていない。

ブックオフに嫁と子供で行き、学校で使う辞書を探していたのだが、ふと何かで村上さんの小説を文庫本欄で見つけた。「東京奇譚集」という本だ。これは読んだことはない。230円だったので買おうと思い、前から読みたかった水木しげるさんの「のんのんばあとオレ」という本と一緒に購入した。

私はどちらかというと「のんのんばあとオレ」のほうに興味があったのでまずはそっちを読んだのだけれども、「のんのんばあ」のことは他の水木さんの作品で知っていたのでまあそこそこであった。

続いて「東京奇譚集」を読み始めるとこれがまた面白くて、それから立て続けに「スプートニクの恋人」、「国境の南、太陽の西」、「回転木馬のデットヒート」と読んできて今は「羊をめぐる冒険」を読んでいる。「東京奇譚集」「スプートニクの恋人」以外は読んだことがあるはずなのだけれども、内容をすっかり忘れてしまっているので新刊を読むのと同じ感じでわくわくしながら一気に読んでしまった。なんかこう文章を読んでハラハラドキドキすることなんてネット上の文章で感じることはほとんどなかったのでなんかとても楽しい。他の既読のものについても買ってきてまた読もうかなと思っている。