ARM8対応版OpenOCDをubuntu on windows上でビルドしてみている。

公開:2017-02-14 21:04
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:raspberry pi

どうやればOpenOCDを使ってRaspberry Pi 3をベアメタル・リモート・デバッグできるのかネットを彷徨い続けた。結果以下のページを発見。

https://github.com/AZO234/RaspberryPi_BareMetal/tree/master/rp_jtagenable

ここに書いてあることはlinux上でARM8に対応したOpenOCDを使い、JTAGでRaspberry Piをリモート・デバッグする方法である。これをWindows 10上で実現するには、なんとかWindows 10用のバイナリをビルドする必要がある。OpenOCDをWindowsバイナリでビルドする一番簡単な方法は「linux上でWindowsバイナリをクロス・コンパイルする」のようである。

http://jujurou.blog34.fc2.com/blog-entry-321.html

ひょっとすると他の方法もあるかもしれない(たとえばMSYS環境でコンパイルするとか)が。

で、このクロス・コンパイルはubuntu on windowsでもできるのではないかと思って、今試してみているところである。OpenOCDをコンパイルするには、

  1. mingw環境を作る。
  2. libusbをビルドする。
  3. libftdiをビルドする。
  4. OpenOCDをビルドする。

という手順で作るようである。今2.をやっているところだが、やったことない事なので詰まりまくっている。

linuxだったら割とすんなりいきそうな(少なくともビルドはWindows環境よりも簡単)気もしてきて、ある程度まで頑張ってダメならlinux環境を作ろうかなとも思っている。