Buzzで「過激な淑女」を作る(6) - Tom音色の改良

公開:2012-08-16 06:37
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:buzz,audio,windows,tracker

昨日は本格的にTOMの音色を改良していた。この音を出すのはとても難しい。というかどれも私にとっては難しいけれども。

改良前は下記のチェインだった。

ベースとなるGeneratorはhexagon85というSimmons風な音を出すドラムマシンである。

Hexagon '85 v1.0 by Potsunen

ものすごく懐かしい音がする。Simmonsの音を最初聴いたときはものすごく未来的な音に感じたもんだけどねぇ..。独特のスタイルも相俟っているかな。Wikipediaの写真を貼っておこう。

このhexagon85、いい音なんだけど音作りの幅は本物に比べると狭い。やっぱりサンプルベースの音源なのでそこはしょうがない。エフェクトでなんとかしようと思ったのだがノイズの中心周波数だけはなんともならなかった。元音はSimmonsだと思うんだけどかなり加工されているんだよね。いやしかし過激な淑女のタム音はいい音だねぇ。。

上の動画を再生するとちょうどTom音から始まる。Youtubeって途中からの再生ができるんだねぇ。方法はurlの最後に#t=(時間指定)をすればできる。

ということでhexagon85はあきらめ、ベースとなるTom音は昔どこかのサイトで入手したサンプルを使いそれにノイズを付加することにしてみた。

ベースとなるタム音はこれ。これにSynth1のノイズを足していく。

このサンプルをJeskola Trackerで鳴らすことにしたんだけれども、定位を左から右に振るのでパンパラメータをいじろうとしたらJeskola Trackerにはそのパラメーターはなかった。Mtrkだとできた。

次にSynth1でノイズ音を作った。まずはこの音

これだけだとちょっとアタック音が弱いような気がするのでもう一音色足してみた。それがこの音

そしてチェインはこんな感じ。

パンはVSTもまとめて振る必要があるのでZephod PANを使うことにした。

で今のところの音がどうなっただが、まず改良前の音がこれ。

改良後の音がこれ。

近くなったような気がするけど..。他のパートも入れた現在の全体の状態が下の動画。結構いい感じになってきた。逆にスネアの音の違いが浮かび上がって来てしまったな。