PD音源

公開:2011-02-14 09:19
更新:2020-02-15 04:36
カテゴリ:音楽・動画

今はもう手放したがカシオのCZ-101というPD音源のシンセを持っていた。
知り合いから確か5000円で譲ってもらった。安い割りに結構いい音がしていたように思う。僕はCZで作るシンセ・ベースの音が結構好きだった。デジタルっぽくない音だったので。

PD音源も基本的には波形メモリ音源の1つである。
波形メモリ音源はメモリ配列に波形データを格納し、それを一定の時間ごとに配列インデックスを加算しながら読み出してD/A変換することで音を出す。配列インデックスが最後まで到達するとまた最初に戻る。このようにして連続した波形を出力する。
配列インデックス値は位相にあたる。
この位相(配列インデックス)の加算値(傾き)を途中で変化させる(歪ませる)ことで、再生波形を変形させるのがPD音源のしくみである。

傾きをいじるだけなのでPD音源の波形変化の度合いはFM音源に比べて少なくなる。そのため基本波形にサイン波だけでなくいろいろな波形を持たせることで変化の少なさをカバーしていた。

参考:http://www.electricdruid.net/index.php?page=info.pdsynthesis