プロパティシート

公開:2010-12-06 20:19
更新:2020-02-15 04:36
カテゴリ:windows

Visual C++ 2010 Expressにはプロパティシートというものがある。 プロパティシートは、.props という拡張子を持つ XML ベースのファイルである。コンパイラやリンカーなどの設定情報がこのシートに格納される。

プロパティシートはプロジェクトファイルとは独立したファイルで保存される。
自分にとってデフォルトの設定をプロパティシートとして保存しておけば、プロジェクトを作成した時プロパティマネージャでプロジェクトプロパティシートとして追加するだけで必要な設定が適用される。新しいプロジェクトを作成するたびにおきまりの設定をやらなくてもよくなるのである。

例ととしてはインクルードやライブラリのディレクトリ設定などに自分がデフォで使うライブラリのパスをいれたプロパティシートを作成しておいて、新しいプロジェクトを作成した時にそのファイルを追加すると都度パスの設定をやり直さなくてもよくなる。またこのプロパティシートは複数追加することができるので、Debug・Releaseに共通した設定をプロジェクトプロパティシートとして追加して、さらにDebug・Release向けに設定したプロパティシートをそれぞれに追加することができる。

今までこの仕組みをよく理解していなかった。MSDNに詳しく書かれているのでよく読んで勉強することにする。

参考:
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/a4xbdz1e.aspx

あとのこのプロパティシートの中身だけどXML形式で、パラメータはMSBuildそのものっぽいのでMSBuildのリファレンスが参考になりそう。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dd393574.aspx