YouTubeにHDでアップロードした動画の再エンコード後の画質について

公開:2016-10-05 06:17
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:youtube

動画を作っていて困っていることのひとつ。1080pや720pでアップした動画の再エンコード後の画質低下。ある程度はしょうがないし、少し前まではあまり気にはならなかったが、激しく画面が変化するようになってからかなりの画質低下となってしまっている。

下の画面は720pの動画をアップしたもの。左がYouTubeにアップした後の再生画面で、右がローカルで再生したもの。両方とも同じファイルで、720pでの推奨フォーマット(MP4/AAC/5Mbps)に合わせて作成したものである。

かなりの品質劣化が認められる。5Mbpsでアップロードしても再エンコード後のビットレートはもっと低いものになっているようだ。ブロックノイズが目立って見苦しい。 元動画の品質を例えば10Mbpsにあげたりしても結果はほとんど変わらない。これは1080pにしてもほぼ同じ結果である。

このようになったのは波形表示をテクスチャにして画面表示を行うようになり、画面が激しく変化するようになってからだ。画面が激しく動くと圧縮効率が下がり、ビットレートが増えるのでこうなるのだろうと推測する。ということはYouTubeにアップして品質を維持するには、動画側にも工夫が必要だということだ。また、向き不向きな動画があるということだとも思う。

考えるに、このように画面全体が激しく変化する動画というのはそうそうないわけである。ゲーム動画などもまあそうだろうなと思うし、現実世界を撮影したものだって背景はほとんど動かないから、圧縮効率が高くなり、帯域を抑えられるだろう。YouTubeはそのような動画を効率的・高画質に再生できるようなシステムになっているのだと思う。

これが今のところの私の推測だけれども、別の要因もあるかもしれない。TombRaiderのプレイ動画を前アップしたけど、これも相当な画面遷移の激しさだったと思うんだけどね。しかも60fpsだし。。

https://youtu.be/LkChfzqsD74

なのでこの推測にはあまり自信がない。

4Kや2Kにあげると品質が上がるという話もあるけど、そこまでするつもりはないしね。。まあでも一度検証してみようかなと思う。