node.jsの実務利用について

公開:2016-11-01 21:29
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:node.js

ここでいうnode.jsの実務利用とは、アイデア溢れるWebサービスとかの話ではない。

いわゆるExcelなどに代表される、ちょっと手作業では面倒くさい集計処理とかの話である。このような集計処理は巷に溢れかえっており、プログラミングの心得がないと、EXCELの数式を駆使して何とかしなくてはならず、データ量が多いと時間がかかるし、なんども似たような数式を入力し、表をまとめる作業は面倒かつ退屈な作業である。

このような作業は私はwshを使ってある程度自動化して行ってきたが、最近はnode.jsを使って行うことが多くなってきている。今よく行っているのは.csv形式のデータファイルをnode.jsで読んでDBにインポートしたのちにSQLクエリを発行して集計し、さらに.csvに出力するとかの作業である。また最近はクラウド・サービスを使うことも多く、そこからデータをエクスポートし、DBに取り込んで集計したりすることもよくある。その際エクスポートの文字コードがutf-8だったりするので、集計すると同時に最終的に文字コードをSHIFT_JISに変換して出力するようなことも行っている。

node.jsはライブラリが充実しており、デスクトップ上の実務作業は普通にこなせたりするレベルになっている。なので私はwshを卒業したのち、powershellには行かず、node.jsでの実務処理に突き進んでいる。excelファイル書き出しライブラリもいくつあって、excelベースの帳票などは簡単に作れるような環境になってきている。

欠点としてはActiveXを通じてofficeを巨大なライブラリとして活用できないところだが、そういうところだけwshやpowershellでやったりする。officeのオートメーションはなかなか面白くて省力化を実感できるものであるので、そのあたりnode.jsからいじれるようになるといいなと思う。そのようなインターフェースをMSが作ってくれると嬉しいな。