何の気なしに行ったInterop 2016ですごいものを発見してしまった。。
それはMozilla Japanのブース。もうワクワク感が半端なかったよ。
まずははこれ。NeXTコンピュータ上で動くWorld Wide Webブラウザ。これですよ。これ。ティム・バーナーズ・リーが作ったやつですよ。Interface Builder、Objective-Cで作られたアプリなのですよ。これが。
当時衝撃を受けたNeXTが目の前にあり、そして動いているのだ。感動せずにはいられない。ちょっと鳥肌が立った。 World Wide WebはNeXT,NeXTStep,IB,Objective-Cの組合わせだからこそできたアプリなのだ。今見るとちょっと荒いけど、Display Postscriptで表示されるフォントはきれいだなぁ。このモノトーンのGUIもセンスいいわ。やっぱりスティーブ・ジョブズが絡んでいるだけあるわ。。
そして貴重なNeXT Cube全体を撮る。今はすっかり廃れてしまった、光磁気ディスクの口がぽっかり空いてるよ。。かっこいいわぁ。。
このブースはさらにすごいことに歴代のブラウザ(といっても一部だけど)をいじることができるPCが置いてあった。左から、Mozilla,HotJava,NetScape,NCSA Mosaic。
MozillaはNCSAを飛び出したマーク・アンドリーセンがMosaicキラーとして作ったNetScape Navaigatorのコードネームだったんだけど、NetScape Navigatorをオープン・ソース化したときにMozillaと名称を変えたんだよね。最初はMosaicキラーの意味合いを持っていたんだけど、2代目のMozillaはIEキラーの意味合いがあったんだよね。面白いことに、Mosaicの後継というのは、実はIEなんだよね。だからMozillaってまたつけたんだと思う。。このあたりかなり推測が入っているので流してほしい。。
ちょっと驚いたのはこのレガシーなブラウザはWindows 10で動いているということ。Windows 10の互換性の高さを改めて実感した。でもMosaicはURL叩いたら死んだけどね。。
ブースにはさらにSun上で動くxmosaicも展示。
うーむ。歴史的に価値の高いブースであった。
もしInterop 2016に行く方は是非立ち寄ることをお勧めする。